先日、工作のワークショップのお手伝いに行きました。
今回作ったのは伝統的な玩具『とんだりはねたり』っというカラクリ玩具です。
江戸時代ごろの玩具で、竹から出来ています。
7センチくらいの長さで四角く切りだした竹に、糸を巻き付け、その糸をねじってバネのように利用し弾かせて遊ぶものです。
言葉で説明するのはちょっと難しいです。いい感じのYouTubeを見つけましたので、リンク貼らせてもらいます。
こんな感じのおもちゃです。
これがまた結構面白いのです。
糸を6本巻いて、裏からその真ん中(3本3本のところ)に竹串(動画だともう少し平たい板でしたが)を差し込み、くるくると糸を巻いて行く。
竹串が折れるか折れないかってところまで巻いて、ヒヤヒヤしながら置く。そして跳ねる!
どのくらいの高さ跳ねるか、跳ねた後ひっくり返らずにちゃんと表面が上になるか…などなど、遊び方競い方もいろいろ。
大人も子どもも夢中で楽しみました。
たった45分間の工作の時間でしたが、表面につける飾り(動画ではカエルでしたが、他にもうさぎやらいろいろ)もみんな工夫して作れて、しっかり遊ぶ時間もあり、大変盛り上がる楽しい時間となりました。
私も作ったので写真とか載せたかったのですが、工作時間終了時にフラッとやってきた女の子が「これからでも出来ますか!?」っと部屋に入って来たので「ごめんね、もう終わっちゃったんだ。よかったら、これいる?」ってあげちゃったのでした。
遊び方を説明して、実際飛ばしてみると、女の子は目をキラッキラさせて「わー!すごいー!!」って言って丁寧に「ありがとうございました!」っといって帰って行きました。気持ちのいいやりとりでした。
そうそう、これは子ども工作ではよく出てくる、『パッチンガエル』とほぼ一緒です。
パッチンガエルは、保育業界ではきっと良く知られた工作と思います。
牛乳パックを切り出し、切り込みを入れ、そこにゴムをひっかけ、ゴムの伸縮を利用してパチン!っと跳ねる。
子ども達にオリジナルのカエルのイラストを描かせたりして、楽しむものです。
今回作った『とんだりはねたり』は江戸時代の玩具ということで、当時は牛乳パックはおろか、輪ゴムもないのです。
そんな時代に、糸や竹を工夫して“勝手に動く玩具”を発明してたのは面白いし、なによりこうゆう原理で動くおもちゃっていうのはいつの時代も子ども達の心を捉えていたんだなーって感動したのでした。
学童の工作で、工作入門として春の新1年生とパッチンカエルを作ったとき、想像以上に盛り上がったので、不思議だなーって思ったけど、なんか今回の江戸の玩具工作でなんだかしっくり来たのでした。
跳ねるおもちゃといえば、折り紙の『ぴょんぴょんガエル』も人気ですよね。
跳ねる系のおもちゃの人気は、いつの時代も不動なのですな(・∀・)!!!
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